世界でもっとも驚異のサーファー、ベサニー・ハミルトン

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世界ランキング現在1位のタイラー・ライトを破り、6度の世界チャンプを誇るステファニー・ギルモアまでも破ったベサニー・ハミルトンは

フィジープロでクォーターファイナルに進出という快挙を成し遂げた。

2106年5月30日、フィージー、タバルア。

シャークアタックから生還し、片腕でサーフィンを続けて世界中から注目を浴びてきたハワイのべサニー・ハミルトンがフィージー・ウイメンズ・プロに出場し、クロウドブレイクのエクセレントコンデションの波で世界ランク1位のタイラー・ライト(AUS)と6度の世界チャンプの実績があるステファニー・ギルモア(AUS)を破るという快挙を達成した。

WSLのCTツアー第5戦となるフィージーウイメンズプロにべサニー・ハミルトンはワイルドカードとして出場した。ラウンド2で現在ランキングの1位を維持するタイラー・ライトと対戦したハミルトンは満点に近い9点台を叩き出すという大活躍を見せてテイラーを退けた。

大金星を上げたハミルトンだがそれでも快進撃は止まらず、ラウンド3ではなんと6度の世界チャンプに輝くステファニー・ギルモアまでも破った。世界でも最も名声の高い試合の一つであるフィジー・ウイメンズ・プロのクオーターファイナルに進出するという快挙をハミルトンは達成したのである。

「9ポイントを出した瞬間、目標はそれ以上の波に乗ることだった。タイラーは簡単にいいスコアを出せることを知っていたから、だから彼女のあとに良い波を乗って勝利を確実にしたの」

ハミルトンに負けたギルモアはラウンド4に回りクオーターファイナル進出にかけて再び戦うことになった。

「タイラーには心から尊敬しているの」とハミルトン。「彼女のサーフィンだけでなく人間としてもね。彼女は今年世界タイトルを取るべきと思っているから、この勝利は複雑な気持ちでもあるわ。このヒートは私に有利に進んでいたわけではないの、だから9ポイントを出した瞬間、目標はそれ以上の波に乗ることだった。タイラーは簡単にいいスコアを出せることを知っていたから、だから彼女のあとに良い波を乗って勝利を確実にしたの」

すでに行われた4つの試合のうち3勝をすでに上げたライトは2016年の世界タイトルに向けて爆進中だ。ベルズでは5位だった彼女は、今回のフィジーの13位が今シーズンでは最低の結果となった。

「ヒートは楽しんで戦えたわよ。べサニーとすばらしい接戦ができた」とライト「私は負けても嬉しいのだって彼女はすばらしい人格者だから、私はこのヒートで全力を出して戦ったから満足しているわ、サーフィンのパフォーマンスも変化は無いわね。過去数年間、私はつまらないミスを犯してきたの、でも今年はそうはならない。ヒートで勝つためにはどうしなければならないか分かっている。もしヒートが私の思うように進めば、私は今みたいに幸せって感じるだけでいいのよ」