日本人初!都筑有夢路が新WSL世界ジュニアチャンピオンに!

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2019年12月2日

WSLが台湾で主催する2019年ワールドサーフリーグジュニアチャンピオンシップ。台湾オープンオブサーフィンで、都筑有夢路(つづきあむろ)が勝利し新しい世界ジュニアチャンピオンと成った。

決勝当日、試合会場となった台湾のズンジンハーバーの波は6~8フィート、パワフルで予測不可能なコンデションだった。それはあたかも世界ジュニアチャンプの座を求める選手たちを試すかのようであった。そのようなタフなコンデションでも都筑は対戦相手のアリーサ・スペンサー(USA)を退けて勝利した。WSLが主催するアマチュア世界選手権で、都筑の勝利は日本人初の快挙。しかも彼女はファイナルまで、すばらしい成績で世界の強豪を退けてきた。そしてファイナルの戦いでも、都筑はそれまでと変わらない実力を発揮した。序盤のうちに形の良いライトを2つ見つけて計13.00ポイントを稼いだ。その得点が彼女を世界タイトルのトロフィーへと導くこととなる。

「いま、超幸せです」都筑有夢路

「コンデションがいろいろ変わって大変でしたが、でもこの台湾の波で楽しくサーフィンができました。今日はビッグウェーブで、流れが強かったけれど、とにかく集中して絶対に勝つという気持ちで挑みました。勝ててうれしいです」

都筑有夢路の大活躍(QS総合8位)は来年のCTツアーへの参加できる可能性も含まれている。それは現在マウイで行われているマウイプロの結果次第だが、しかし今回のファイナルでみせた彼女のサーフィンは世界のトップツアーで戦うのに十分な実力があることを示した。

その実力を証明したのはセミファイナルだった。約15分間ものあいだ波のセットに阻まれてパドルを続けていたなか、彼女は波を見つけると休むことなくボードを返し、波を捕らえ巨大なクローズウアトのリップにボードを当て込みロールイン、見事にランディングを成功し9.27という高得点を叩き出して大逆転、ファイナルへと進んだ。

「あのときのターンに全てを賭けました。そしてメイクしたときは本当にエキサイトしました」と都筑「やるべきことはやりましたから、来年についてはマウイの結果を待つだけです。どういう結果になろうとも気にしません。今年達成できたことでとても幸せですから」

ファイナルで対戦したカリフォルニアのアリーサ・スペンサーもジンズンハーバーの波を上手に乗りこなし、落ち着いた表情で試合に臨んだ。ファイナルでは

序盤で長いレフトを捕らえて良い得点を稼いだが、ラインナップへとパドルで戻れなくなってしまった。しかたなくビーチを走って戻ることになった。その後も良い波を捉えるチャンスを得たが、最後のランディングに失敗して高得点を得るチャンス生かすことができなかった。

「わずかな点差で勝てなかった結果には失望しています。でもアムロの勝利には心から祝福したい」スペンサー

「彼女は友達だし、すばらしいサーファーだから彼女の勝利はうれしいの。私には後2年ジュニアで戦うことかできる。だから来年も挑戦してタイトルを狙いたい。台湾はすごく楽しむことができた。ここへは2度目だけど波がいつもあるわね。来年が楽しみだわ」

この記事はWSLの資料を元に作成されました。

ファイナルの動画はこちらから

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